1江戸古地図めぐり

浅草・吉原

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遊女の階級

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 遊女には厳格な階級があり、遊女同士を競わせ、売上を伸ばす為にもその待遇にも歴然とした差がありました。 高級遊女― ①呼出し昼三(よびだしちゅうさん)【花魁(おいらん)と呼ばれる高級遊女】  引手茶屋を通して「呼び出す」ためこのよ...

うに呼ばれ,多数のお供を従えて外八文字で歩く花魁道中をして引手茶屋で待つ客と顔見世をした ②昼三(ちゅうさん)   揚代(遊女を買う時の価格)が金三分(1両=4分)であることからこの名がついたとされています。 ③座敷持(ざしきもち) 平常起居する個室と、客を迎える座敷を与えられていました。 ④部屋持(へやもち)  個室を与えられ、そこに平常起居し客も迎えた ⑤振袖新造(ふりそでしんぞう)   個室はなく大部屋で雑居。客を取る時は共用部屋を用いていた。   その他、大衆遊女は、湯女(ゆな)、飯盛女(めしもりおんな)と云われていました。

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