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見返り柳
吉原遊郭の入口近くにある柳の木で、遊廓で遊んだ男たちが帰り道に柳のある当たりで振り返って名残を惜しんだことから「見返り柳」と呼ばれるようになったと言われています。 隅田川の堤防として造られた「日本堤」から吉原遊廓へ下る坂「衣紋坂(...
えもんさか)」を抜けた「五十間道(ごじゅっけんみち)」入口の左手にあるのが、見返り柳です。数々の川柳にも詠まれ、樋口一葉の「たけくらべ」や落語の「明烏」にも登場するこの柳は枯れるたびに植え替えられており、最初に文献に記されたのは1758年。現在のものは2013年に植え替えられた6代目。